薬剤師

【体験談】派遣薬剤師の4つのメリット【リアルです】

派遣薬剤師なんて働き方があるんだね!

働いてみて実際どう?正社員との違ってメリットはあるの?

mai
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私は正社員としての薬剤師、派遣薬剤師どちらも経験してきました。

働いていて感じたメリットを5つ上げていくね。

高時給の案件が多い

派遣薬剤師はボーナスがない代わりに、時給が高価格です。

募集されている中で、実際私が見てきたものでは時給2000円代〜5000円代がありました。

高価格な理由として

・場所が田舎でそもそも薬剤師がいない

・人が定住しにくい場所に薬局がある

・冬で処方箋枚数が多くなり人手が必要

・管理薬剤師を経験している、今までの勤務年数が長い人が欲しい

・半年以上長期で働く薬剤師が欲しい

・週5または半日込みの週6で、薬局の希望の日にち・時間に合わせてくれる薬剤師が欲しい

・社員がクセのある人で正社員がとどまらないため派遣薬剤師で補いたい

などが上げられます。

実際私が一番高単価で働いた薬局は本当に人手が足りなく、冬の時期で処方箋枚数も多く、毎日めまぐるしかったです。

自分で働く地域を選べる

派遣薬剤師として登録した際、まず聞かれるのは「どの地域で働きたいか」です。

何故なら、派遣会社の方も全国の薬局・ドラッグストアの中から選ぶわけですから、全てに聞いて回るわけにはいきません。地域を絞って、そもそも「派遣薬剤師が必要かどうか」をひとつひとつに聞いてくれています。

例えば、私が北海道で派遣薬剤師をしていた時は、一概に「北海道」といっても場所が広いので、「函館付近」で希望を出していました。

その後、メールにて何店舗かの薬局の以下データ

・薬局の住所

・車通勤可かどうか、薬局への電車やバスでのアクセス方法

・平均1日処方箋枚数

・薬剤師の人数

・処方科目

・電子薬歴か紙薬歴か

・営業時間・勤務時間

・住居付きかどうか

・時給

などを教えてもらい、希望する薬局をこちらから選ばせてもらう形になります。

今現在住んでいる場所から遠くても、基本的に家具家電付きの住居が付く場合が多く、引っ越し代も負担してくれるので、家賃や引越しの心配はあまりしなくても大丈夫です。

ただこの場合において、希望する地域に派遣薬剤師を募集している店舗がない場合、住居から遠い薬局に勤務することになることもあります。

私の経験として、今まで派遣薬剤師として働いてきた中で1番遠かったのは、函館の片道1時間(無料高速道路使用)です。長期で継続する場合はしんどいかと思いますが、他の条件が良く、「短期間だから」と割り切れるのであれば、通勤時間が長くても人によってはいいのかなと考えます。

自分のライフスタイルに合った環境を選択できる

派遣薬剤師は、自分の希望するライフスタイルに合わせて仕事ができる可能性が高いです。

ここでは2つに分けて説明します。

ブラックな働き方にならない

私は、「派遣会社を通している」ということが、ブラックな働き方にならない理由の一つではないかなと思います。

何故なら最初に派遣会社に自分の希望する条件を伝えることで、その働き方が可能な薬局をあらかじめスクリーニングしてくれているからです。

他の正社員・パートさんと違い、「派遣会社を通している」ため、後からやっぱりこれは無理、ということは少ないし、もしその場合があってもお互いの合意の上で決めていくことができるので、パートさんに羨ましいと相談されることもありました。

例えば、

・時給

・勤務日

などは元々決まっているので時給が突然下がることはないし、逆に数年働くことで時給が上がったと話されていた派遣薬剤師の方もいました。

勤務日についても、最初に決めた日に追加して働くと残業代として処理されるので、勤務日が増えると基本時給より高くなってしまいます。

薬局側から残業しないように、と言われることもあるし、話し合って決めることができるので特に負担に感じることはありませんでした。

単発から仕事できる

派遣薬剤師は、

・単発からの仕事

・1ヶ月の仕事

・3ヶ月〜始められる仕事

など期間が様々なので、自分に合った仕事を選ぶことができます。

何故なら、薬局によっては「冬の期間だけの手伝いが欲しい」「この日にちだけ人が足りないのでなんとか派遣薬剤師で賄いたい」という場合があるからです。

例えば東京に住む子持ちの女性なら、単発の空いている仕事を選べるし、

派遣が初めてで不安な方はとりあえず1ヶ月の仕事をしてみてもいいし、

3ヶ月〜の仕事については住居が付くので長期で違う地域でガッツリ働きたい方にオススメです。

残業がない

上記でも少し触れましたが、派遣なので契約している時間通りの定時で帰ることができます。

何故なら派遣薬剤師の残業代は基本時給より高くなってしまうことが多いからです。

もし残業がでた場合も、私が契約していた派遣会社ではタイムカードに1分単位で記録し残業代をもらうことができました。しかも残業代は時給より高く支払われたので、残業をすることになっても苦に感じることはほとんどありませんでした。

なので、投薬量が多い中いかに薬歴を残さず残業をせずに帰れるかの努力は必要だと思います。

福利厚生がある

”派遣”と聞くと、福利厚生がなかったり、正社員との待遇が全然違ったり・・というイメージもあるかと思いますが、

派遣薬剤師は大手の会社に登録すれば、その会社の正社員さん達と同じ福利厚生を受けることができます。

具体的には、

・半年以上働けば有給がつく

・住居手当があるor住居が用意されている

・交通費が支給される

・健康診断が受けられる

などです。

まとめ

以上が、私が実際に派遣薬剤師として働いてきた中で感じたメリットです。

正社員の頃は残業も多かったし、上司の顔色をうかがったり、ボーナスも大してない中、ちょっと大変だったかな・・と思います。

ただ、派遣薬剤師でも、店舗が合わなかったりすると大変な思いをすることもあります。

派遣薬剤師についてのデメリットも記載しているので、よければ参考にしてください。

【体験談】派遣薬剤師の5つのデメリット【リアルです】