薬剤師は分かるけど、派遣薬剤師って何?どうやってなるの?
私は新卒正社員でドラッグストア勤務後、派遣薬剤師で調剤薬局・ドラッグストアで働いていました。
派遣薬剤師としての働き方と、私が正社員から派遣薬剤師になった時の方法を説明するね。
Contents
派遣薬剤師とは?
派遣薬剤師とは、派遣会社に登録し一定の契約期間内、ドラッグストア・調剤薬局・病院に派遣されて働く薬剤師のことです。
実際に派遣薬剤師として働く中で他の派遣薬剤師の方とも出会い、話を聞いたり働き方を見ていると、
自分のライフスタイルに合った方法で働きたい人が派遣薬剤師という働き方を自分で選択しているんだなと感じました。
例えば、
- 固定日の休日が欲しい、週4で働きたいなど自分のペースで働きたい人
- 留学などをきっかけに、場所や時間帯関係なく短期間で高収入を得たい人
- 家庭と両立して午前のみ働きたい主婦
など、自分のライフスタイルの希望を叶えて働いている人々を実際に見て来ました。
また、派遣薬剤師はパートと比べて時給が高い場合も多く、実際にパートよりも派遣で働きたいというパート薬剤師さんに相談を受けたこともあります。
このように、派遣薬剤師とは、派遣会社に登録し、決められた期間内になるべく高単価で働ける1つの働き方といえます。
どうやって派遣薬剤師になるの?
派遣薬剤師を募集しているサイトに登録することで、自分に合った職場を知ることができます。
ちなみに、私が派遣薬剤師になったきっかけは、実際に正社員で働いている最中病気にかかり、休養した後自分のペースで働きたいと思ったからです。
派遣薬剤師は、場所にもよりますが週4からでも働ける場合があるので、自分のライフスタイルを優先した働き方を望む人は、一度登録して相談してみるといいかも。
私の場合は、初めて派遣薬剤師をする際、個人経営でなく大手企業にて登録し、仕事を受けました。
理由は以下の3つです!
- 派遣薬剤師として働くことが初めてだったので、福利厚生なども重要視したため
- 経験年数など、本当に自分でも働くことができるのか不安だったので相談したかったため
- 全国規模の大手企業なら登録薬局数も多いので、希望する場所で働きやすいと思ったため
また、大手の派遣薬剤師の求人サイトでは、病院の派遣に強い・薬局の派遣に強い、関東地方で強い、1日からの超短期派遣の数が多い、など強みを記載してくれています。
M3キャリア・メディカルリソース・クラシスなど大手のサイトを比較して自分に合う部分を探し、登録して1度話を聞いてみることが初めの一歩かなと考えます。
どの派遣会社がオススメ?
大手派遣会社(M3キャリア・メディカルリソース・クラシスなど)であれば、比較的安心して働くことが可能です。
なぜなら、M3キャリアもメディカルリソースも大手派遣会社、つまりドラッグストア・調剤薬局の登録数が多い会社だからです。
実際私はM3キャリアとメディカルリソースで登録し派遣薬剤師として働いた経験がありますが、両方とも派遣薬剤師として働く上でとてもオススメだと感じました。
例えば私は薬剤師としての経験年数が少なく、ドラッグストアと調剤薬局でしか働いた経験はありませんでした。
なので、以下のことに気をつけました!
- 大手の派遣会社に登録する
→福利厚生がしっかりしているし、今まで様々な派遣薬剤師を雇用しているので、派遣薬剤師として働くのが初めての薬剤師にも分かりやすいマニュアルや電話対応がちゃんとある。
- 経験年数が少ないことをあらかじめ伝え、確認する
→登録してあるドラッグストア・薬局が多い方が今まで派遣薬剤師を雇用してきた母数も多く、経験年数が少ない薬剤師でも指導してもらえる環境がある薬局がある可能性が高い。
- 自分が働きたい職場(ドラッグストアや調剤薬局)の登録数が多いかを確認する
→自分が病院薬剤師の経験がないため、派遣での病院薬剤師に挑戦できない。できるだけドラッグストア・調剤薬局の登録数が多い方が、自分に合った職場を見つけられる可能性が高い。
このように考えて、私はM3キャリアやメディカルリソースにて、派遣薬剤師として働きました。
派遣薬剤師が登録する主な大きな派遣会社としては、上記でも記載した通り以下の3つが挙げられます。
自分の経験値やどんな職場で働いてきたかを考慮して決めると、働いた後とのギャップが少ないので、おすすめです!
派遣会社はどこを見て決めるべき?
派遣会社に登録する際は、派遣会社によって差がでる点について比較して、自分に合った職場を決めるべきだと考えます。
5つの例を挙げて、説明していきます。
登録されている調剤薬局・ドラッグストア・病院の数
病院で派遣薬剤師をしたかったのに登録病院件数が少なくて、希望の地域で働けなさそう。
派遣会社によって、調剤薬局やドラッグストアの登録件数は多いが、病院の登録件数は少ないなど違いがあります。
派遣登録前に複数サイトに登録し、自分の希望する職場があるか比較しておきましょう。
福利厚生
大手の派遣会社では福利厚生がしっかりしていたのに、知り合いの小規模な派遣会社では有給制度がないみたい。
知り合いの紹介や、小さい派遣会社だと、福利厚生に差が出やすいと言う特徴があります。
予め要項を確認しておく・実際に質問してみるなど、調べて把握しておきましょう。
経費でまかなえる範囲
A社にいた時は引越し代は経費になったけど、B社では経費にできないんだって。
引越し代は、3ヶ月など短期間の派遣だとつかなかったり、短期間でも片道のみ出してもらえたり、派遣会社や勤務先の会社によって変わる場合があります。
派遣会社登録後、担当してくれる方に相談し「どこからどこまでが経費となるのか」など、気になる部分は確認しておきましょう。
電話対応や面接・職場に初日に行く際の同行などフォローのあるなし
A社では電話対応のフォローアップが充実していて、分からないことや不安なことも聞きやすかったが、B社ではメール対応が主体で質問したくても少し聞きづらさを感じてしまう。
初めて派遣薬剤師として働く場合などは、フォローアップの充実などが気になりますよね。
派遣会社によって、職場初日に担当の方の同行あるなしなど、対応の差が出てくるかと思います。
気になる方は、派遣会社に登録後、担当の方に確認しておきましょう。
派遣会社がどの地域に強いのか
地元・関西に戻って派遣薬剤師をしたかったが、関東地区に強い派遣会社だったため、希望していた場所の求人が少なく、望んでいた科目の薬局で働くことはできなかった。
東北に強い、関東など首都圏に強いなど、派遣会社によって違いがあります。
予め要項を確認し、調べて比較しておきましょう。
以上、5つの例を紹介しました。
派遣会社によって、強みや対応の仕方が異なる場合があります。
気になる部分については、事前に確認しておくことをオススメします!
正社員と派遣薬剤師で違うこと
ここでは、ドラッグストアや調剤薬局で働く薬剤師について、正社員と派遣で異なる部分についてまとめていきます。
ドラッグストア
ドラッグストアの正社員と派遣薬剤師の違いについて、実際に働いて感じたことを紹介していきます。
ドラッグストアの薬剤師は業務内容が多く、店舗が朝早くから夜遅くまで開いている場合が多いです。
店舗にもよるかと思いますのが、私が正社員の時は、残業が多くて大変でした…
しかし、派遣薬剤師の時給が高い為、残業になると余計高額になり受け入れ会社事体が損をするので、上から「派遣には残業させないように」と言われることが多くありました。
決められた時間内で、期待される業務をこなすことが大事になります。
忙しい店舗では、投薬時間を割きすぎると業務が回らないことも。
調剤薬局
派遣薬剤師は基本的に監査・投薬業務がメインで、調剤は簡単なもの(例えばよく処方される風邪薬や痛み止め、湿布薬など)や予製作りが多いです。
何故なら薬の場所は社員やパートの方々の方が詳しく、スピードも速い為忙しい時に1から教えることは時間がかかるからです。
なので、自分にできる事
例えば、いかに次に繋がる投薬ができるか・次の人が分かりやすい薬歴を書けるかという事や、患者さんが途切れた時など隙間時間に、どこに何の薬があるか把握をしておく・知っておいたほうがスムーズな事務作業などを教えてもらっておくなどを心がけていました。
まとめ
派遣薬剤師を欲している薬局は、人手が足りなかったり辺鄙な場所にある薬局が大半を占めています。
そんな中で、「自分が何故派遣薬剤師という働き方を選んだのか」ということを忘れず、自分にできる仕事や与えられている仕事は全力でやろう、という気待ちで頑張ることが大切だと感じました。
今派遣薬剤師に興味を持っている方は、1度大手派遣会社のサイトを見て電話相談し、自分のライフスタイルに合わせた働き方を考えてみてもいいかと思います。
派遣薬剤師のメリット・デメリットについてはこちら
参考にしてみてください。
また、実際に様々な場所で働いたメリット・デメリットについてもまとめたので参考にしてみてください。